篠楽研の大谷です。
吹場鳴蔵(ふけばなるぞー)の話をする時、私はよく「和田さんのお手製の笛」のことを思い出します。
2022年、私が初めてお囃子会に参加した日のこと。 和田さんから、お手製の笛を1本いただきました。
その時に思ったんです。 「入門者にこんなに温かい組織なんだ」と。
ふつう、ひとつの趣味の集まりに新しい人が来ても、こんなふうに迎えてくれることは少ないと思います。 笛を1本作って渡すには、時間も材料も手間もかかります。 それを、何の見返りもなく、新入りの私にくださった。
入門者にとって「最初の道具がある」ことの安心感は、大きいです。 手元に笛があれば、家でも吹けます。練習が続けられます。
和田さんが日頃やっていることは、まさにそれ。 入門者の最初の一歩を、自然に支える人なんです。
吹場鳴蔵という道具を作るのも、その延長線上にありました。