文化を残す #2

失われた楽曲を取り戻す手順

地域の祠の前に立つ和田さん。お囃子会の法被姿で微笑む

篠楽研の和田です。

「失われた楽曲を取り戻す」と聞くと、楽譜そのものが消えているような印象を持たれるかもしれません。 でも実際は違いました。 楽曲は、音源や動画として残っていたのです。 ただ、それを演奏できる人がいなくなっていただけでした。

復刻の流れは、こんな感じでした。

まず、過去の音源をスピーカーで流しながら、太鼓と摺鉦と合わせて練習している風景に私が参加させてもらいました。 そして、どう笛を復刻していくかを相談しました。

残っている情報を整理しました。 ・篠笛奏者だった長老のお孫さんが演奏した笛だけの音源 ・太鼓とともに長老が演奏する指使いが見える動画 ・太鼓の口唱歌(とことんとん、てんてけてん のようなもの)

ここから、練習に必要なものを作っていきました。 ・音源と動画から書き起こした運指譜 ・自主練習用の動画(YouTube) ・人数分の笛

笛と運指譜と動画。 この3つが揃って、初めて「楽曲を取り戻す」ことができます。