設計の現場 #3

固定のバランス、というもの

篠笛に装着された吹場鳴蔵 初音 フックタイプ(v59-h12)、固定部の背面拡大

篠楽研の大谷です。

意外と思われるかもしれませんが、吹場鳴蔵(ふけばなるぞー)の設計で時間をかけた部分のひとつが、固定形状 です。

理由は単純です。 吹いている途中でアダプタがずれてしまうと、まったく音が出なくなってしまうから。 かといって、強力に固定しすぎると、笛そのものに傷をつけてしまう可能性がある。

「しっかり固定できること」 と 「笛を傷つけないこと」。

このバランスの良さが、吹場鳴蔵の強みだと思っています。

そして、対応サイズの豊富さもあります。 篠笛は、調子や個体差で太さが少しずつ違います。 ですから、ひとつのサイズではどうにもなりません。 0.5mm 刻みで全サイズに対応できるように、設計を一つひとつ調整しています。

固定方式は2 通り用意しました。 カチッとタイプと、フックタイプ(Oリングで柔軟に対応)。 好みによって、選んでいただけます。