篠楽研の和田です。
「入門の方に、これだけは伝えたいことは?」と聞かれたら、私(和田)はこう答えます。
「囃子は笛だけではないので、やりたいのをやってね」
太鼓も、鉦も、屋台組立も、お囃子の大事な構成要素です。 笛をやらなきゃいけない、なんてことはありません。 自分が楽しいと思えるパートを選んでもらうのが一番だと思います。
入門時に「笛をやれ」と決めつけないこと。 それは、入門者を地域に長く残すための、ひとつの知恵です。
笛が好きな人は、笛をやる。 太鼓が好きな人は、太鼓をやる。 屋台の組立が得意な人は、それで地域を支える。
お囃子は、ひとりでやるものではないんです。 みんなで揃って、ひとつの祭りになります。
吹場鳴蔵(ふけばなるぞー)は、その中の「笛が好きだけど、音が出ずに困っている人」のための道具です。 それ以上でも、それ以下でもありません。