設計の現場 #7

フィラメントが変わると、寸法も変わる

篠楽研の大谷です。

「カラーバリエーションを増やさないんですか?」と思うひともいるかもしれません。

技術的には、フィラメントを変えれば色は変えられます。 そこだけ聞くと、簡単に思えますよね。 でも、実際にはそれほど単純ではありません。

フィラメントが変わると、硬さ、しなり方、出力後の寸法の出方が、微妙に変わります。

吹場鳴蔵(ふけばなるぞー)は、息の通り方や固定の強さが、音の出やすさに直結する製品です。 色を変えるだけでも、ぴたりと音が鳴る位置を保つために、再調整が必要になる場合があります。

ですから、今は 安定して品質を出せる黒を作り続けています。

もうひとつ大きな理由があります。 「黒以外の色が欲しい」という具体的なお声を、これまで一度もリクエストされていないことです。 どなたかからリクエストが出てきたタイミングで検討します。

(ちなみに過去には、オレンジでのみ作っていた時期もあります。)